Let’s Encryptな晩餐 PART III

前回はいかにお手軽で簡単にSSL化できるのかというイメージもあり
インストールや設定など最低限の基本手順のみをピックアップしたが
今回はその他のオプションや設定なども紹介していきたい。

コマンドオプション

まず証明書を発行するための基本の letsencrypt-auto コマンドだが
誤入力や環境、その他の原因のトラブルの切り分けなどにも使える
さまざまな便利なオプションが用意されている。

例えば一度発行済みの証明書を再度更新する場合は最初の対話式ではなく
letsencrypt-auto renew コマンドを使用するが、実はこれ有効期限が切れる
1ケ月以上前では更新チェック時に必要がないと判断され適用されないのだ。
 

しかし更新テストやどうしても1か月以上前に更新を行う必要がある場合は
強制的に更新することのできる--force-renew オプションというものがある。
さらに構文チェックのみで実際の更新チェックは行わない --dry-run という
テスト用オプションもあって--force-renew --dry-run のように強制更新と
組み合わせて使えば更新のテストのみで実際の更新は行なわれないので
テストを通過後にテストオプションを外し本番更新といった使い方もできる。
 

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