
米ニューヨーク・タイムズ(NYT)は現地時間の3月17日、スマートフォンやタブレットなどの機器でNYTimes.comにアクセスする読者に向けオンライン購読サービスを米国で3月28日から開始すると発表した。料金は4週間で35ドル(年額455ドル)。
NYTimes.comの読者は1カ月あたり20本の記事を閲覧できるが、20本に達すると、それ以上読みたい場合は定期購読するよう求められる。同紙のスマートフォンおよびタブレット向けアプリケーションでは、フロントページと「Top News」セクションは引き続き無料で閲覧できるという。
NYTのタブレット向けアプリケーションを介した限定的な利用にとどめたい読者向けの料金は、4週間で20ドルとなっている。スマートフォンを通じてアクセスする場合、料金は4週間で15ドル。自宅で印刷版を配達契約している購読者は、デジタル版に無料かつ無制限にアクセスできる。
The New York Times Companyの会長を務めるArthur Sulzberger, Jr.氏は、「デジタル版アクセスへの課金を開始するというわれわれの決定はさらなる収入源につながるもので、ジャーナリズムへの投資を継続する能力を強化することになる」と述べた。
なお検索、ブログ、ソーシャルメディアからのリンクを介して特定の記事にアクセスしようとした場合は、その時点ですでに20本の上限に達していても読めるようにする(この場合、Googleの検索結果からアクセスできるのは1日に5本までとなる)予定だという。(Cnet news)
A Letter to Our Readers About Digital Subscriptions – NYTimes.com