LimeWire、音楽出版社と和解

著作権侵害で閉鎖されたファイル交換サービス「LimeWire」が、音楽出版社から起こされていた訴訟で和解した。
Lime Wireが交わした和解合意は、EMI Group、ソニー、Vivendiの子会社を含む30社以上の音楽出版社が対象。条件は公表されていないが、これら出版社はLime Wire創設者マーク・ゴードン氏に対しての申し立ても退けた。これは再度訴えを起こすことができない確定力のある決定。
音楽出版社は昨年6月にLime Wireを訴えた。その前には米連邦地裁のキンバ・ウッド判事が、Lime Wireはユーザーがデジタル楽曲を違法コピーするのを不当に支援したと判決を下している。同判事は10月にLimeWireサービスの閉鎖を命じた(関連記事)。
現在も、レコード会社13社がLime Wireへの著作権侵害訴訟を続けており、損害賠償の請求額は総額で数億ドルに上る可能性がある。裁判所の記録によると、原告は、Arista、Atlantic、BMG Music、Capital、Elektra、Interscope、Laface、Motown、Priority、ソニーBMG、UMG、Virgin、Warner Brothersなど。(ITmedia)