米Amazon.comは現地時間の28日、同社が販売する電子書籍コンテンツををウェブ・ブラウザー上で試し読みできる「Kindle for the Web」(ベータ版)のサービスを始めたと発表した。
同社サイトの書籍ページにある「Read first chapter FREE」ボタンをクリックするとブラウザーの新しいウインドウが開き、書籍の一部がサンプル表示される。Amazonの電子書籍端末「Kindle」や、同端末向けコンテンツを利用できる専用アプリケーションと同じく、フォントサイズや行間など自由に変更でき、試し読みした後は画面右上の「Get Kindle Edition」ボタンを押すと、Amazonの書籍販売ページに移動、そのまま購入・ダウンロード手続きが行えるようになっている。
画面には「共有」ボタンが用意され、FacebookやTwitterに投稿したり、電子メールで書籍を知人に知らせたりすることができる。また埋め込みコードが用意され、これを自分のWebサイトやブログなどに張り付けて書籍を紹介したり、同社のアフィリエイト「Amazon Associates Program」と連携することもできる。
Kindle for the Webは最新のWeb標準技術に対応しているとAmazonは説明しており、Webブラウザーは「Firefox 3.6」「Safari 5」「Chrome 5」を推奨している。試し読みできる範囲は出版社や版権所有者と今後協議を続け、拡大していきたいとしている。(IT Pro)
Kindle for the Webのデモページ
https://www.amazon.com/gp/feature.html/?docId=1000579091