村上龍の最新作が iPad 向け電子書籍で先行販売

ウォール・ストリート・ジャーナル日本版によると、小説「限りなく透明に近いブルー」などで知られる、芥川賞作家、村上龍氏が、自身の最新の長編小説『歌うクジラ』をiPad向け電子書籍(ebook)として先行配信したという。
この作品自体は文芸誌「群像」で長期連載されていたもの。通常、作家の最新作が紙媒体の一般書籍よりも先に電子書籍で配信されることは日本では異例。
かってはデジタル不況と呼ばれた音楽業界につづき、出版業界にも確実にデジタル・インベーションの波が近づいてきている。